大会長挨拶
このたび、第41回医療情報学連合大会を2021年(令和3年)11月18日(木)~21日(日)に名古屋国際会議場において開催させていただくことになり、大会長を仰せつかりました名古屋大学の白鳥です。名古屋市での開催は2004年の第24回大会以来、実に17年ぶりということで、学会員はじめご参加の皆様方にお越しいただくことを大変楽しみにしております。受け入れる我々としましては、国立大学の総合大学同士では初めての統合による東海国立大学機構となり、東海地区を挙げての歓迎をさせていただければと考えております。
今回の学術大会のテーマは、「DX後のNew Normalな医療を考える~「出来ない」から「出来る」へ〜」とさせていただきました。新型コロナウイルス(COVID-19)のために大きく生活様式を変えざるを得ず、それに伴う不自由さを改善するためにもデジタル・トランスフォーメイション(DX)が加速されている現状かと思われます。困難・不自由な状態だからこそ、「必要は発明の母」よろしく、新しい創造的な「New Normalな医療」が生まれようとしていると思います。人類は、今までも立ち塞がる大きな困難を何度も乗り越え、それを糧として大きな発展や飛躍を遂げてきました。今回のコロナ禍の中で取り組まれた先進的な事例が、デジタル化推進の大きな原動力となるものと思います。それらすぐれた取り組みを是非この学術集会において広くご発表いただきたいと考えております。
また、この連合大会というものの主旨として、所属や職種にとらわれず、多くの関連学会等の方々が一堂に会して交流を持つことも大切な目的と思われます。コロナ禍の状況にもよりますが、本来の主旨から是非とも多くの方々にお集まりいただき、語らいの場を設けたいと考えております。状況が許しましたら、是非名古屋にお越しいただき多くの仲間と交流を図っていただければと思います。多くの方にご参集いただけますことを心より祈念して、ご挨拶に代えさせていただきます。
2021年(令和3年)3月吉日
第41回医療情報学連合大会
大会長 白鳥 義宗
東海国立大学機構 医療健康データ統合研究教育拠点
名古屋大学医学部附属病院 メディカルITセンター